稼ぐためには”貯金”はほどほどに

マネーリテラシー

貯金を頑張ってもお金持ちにはなれない

※貯金も預金も一緒で考えてね。
 貯金:郵便貯金
 預金:銀行、信金など


お父さんは子供のころから、親(君たちのおじいちゃん・おばあちゃん)から、「少しずつでもいいから貯金するんだよ」と言われ続けてきたんだ。”お金を貯めていきなさい”と言いたかったんだと思うけど。

でもこう言われてきたら、今の状況は全く違っていたかな。「少しずつでもいいから投資するんだよ」って。

おばあちゃん達の時代は銀行の預金金利は約6%もあったからね。
でも今は0.02%・・。100万円預けても1年間でたったの+200円だよ。これじゃお金は増えないよね。

貯めるだけじゃ大きくは増えないから、貯めながら資産運用していってほしい。
少額からでもいい。”時間が強力な武器”になるから。

お金を稼ぐ方法について見ていこう。
まずは大きく3つ。

  • 労働
  • 年金
  • 投資

まず取り組むのが労働からになるよね。社会に出たら働かないといけないからね。
でも残念ながら、労働だけではお金持ちになれないんだ。

上場会社の平均役員報酬は1500万円~3000万円と言われ、そこに辿りつける確率は、約0.05%(2,000人に1人)。君たちを信じていない訳ではないけど、ハードルが高すぎる・・。

一方で日本の富裕層(金融資産1億円以上5億円未満)は約2.3%もいる。しかも富裕層の世帯数は増えてきている。

日本人の所得が増えていない一方で、富裕層が増えているのはなんでかな?
労働だけで稼いでいるんじゃなくて、労働で得た収入を投資で増やしているからだね。
富裕層に近づくために投資は必須だと思っていいよ。

めっちゃ頑張って大手企業のトップ層に登り詰めるよりも、投資で富裕層になる方が可能性は高いと思わない?

投資は自分以外の何かに働いてもらうもの

自分一人で働くのは限界があるよね。
効率良くお金を増やすには、自分のために働いてくれる別の力が必要なんだ。
それが「人」「物」「金」。投資は、このどれかを使って稼ぐ方法だよ。

  • 事業投資(従業員に稼いでもらう)
  • 不動産投資(物件に稼いでもらう)
  • 株式投資(お金に稼いでもらう)
  • 仮想通貨(お金に稼いでもらう)

どれが取り組みやすいか?というと、まずは株式投資かな。

事業投資は投下した以上の金額を失う可能性があるし、人の管理も必要。
自分の思うように人に動いてもらうのは難しい。
どんな事業を選定するかも簡単ではなく、開業しても集客をし続ける必要がある。
そもそも多少の元手が必要になるよ。

不動産投資は物件の目利きが難しいし、良い情報は資産家に回るようにできている。
実際に私の知り合いの資産家には、年利10~20%近い利回りの賃料で、社屋を建てて貸してほしいとの話が入っている。
何の”力もコネもない”自分に入る情報は、業者のカモになるだけ。
特に1Rマンション投資には絶対に手をださない方が良いからね。

仮想通貨は個人的にはチャンスだと思うけど、日本ではまだ受け入れられていない。
きっと将来は当たり前になりすぎていて、投資の対象ではなくなっているかも。

消去法で株式投資、その中でも米国株から始めることがおすすめ。

お金に働いてもらって、お金を増やしてもらうのが株式投資だよね。
長期的に見て成長する企業にお金を託すべきだし、世界をけん引しているのは米国企業ばかりだから。

でも、君たちが大人になる頃は、もしかしたら新興国が世界をリードしているかもね。
だから自分の目でしっかりと見定めてほしい。

まずはS&P500のようなETFからでいい。
一歩を踏み出すのが大事だよ。
少額でもいいから、投資は若い頃から始めるようにしてください。

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