お金のディフェンスの磨き方

マネーリテラシー

儲け話が入ってくることがあると思う。その話は本当かもしれないし、詐欺かもしれない。騙されたという人は思いのほか多いから、気をつけて。

自分の資産は自ら守らないとダメだよ。

世の中にある“うまい話”はほとんどが怪しいと考えて。相手からやってくるものは特に。

どうして相手はその話をしてきたと思う?君たちに喜んでもらいたいから?違うよね。
相手が儲かるからだよね。

「でも、相手も儲かるし自分も儲かる素晴らしい話なんだ」
うーん・・そりゃそう言うだろうさ。

相手から、
「私にとっては何もないけど、あなたにとってはいい話です」
「私だけにいい話で、あなたは損する話です」

なんて言うと思うかい?どっちにもメリットがあるって言うに決まってる。

5年、10年、頑張って貯めたお金が一瞬で持ってかれるよ。借金まで抱えると、これからの時間まで奪われてしまう。腹も立つし、きっと絶望感に襲われる。心まで痛めつけられる。
だから、騙されない力を磨こう

具体的には以下は避けるように。

  • 元本保証
  • 年利30%超のリターン
  • 絶対に〇〇
  • 相手にお金を預けて運用してもらう
  • 金融機関(銀行・証券会社・保険会社)のお勧めしてくる商品

<元本保証>
そんなことは世の中にはない。リスクとリターンは表裏一体。リスクのないところにリターンはない。

<年利30%超のリターン>
投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏でも、生涯の平均利回りは20%超。
いい話があるなら、お金持ちが既にやっている。

<絶対に〇〇>
この世に絶対の約束事はない。安易にこのワードを使う相手は信用してはいけない。

<相手にお金を預けて運用してもらう>
持ち逃げされない保証はどこにある?相手から担保を預かるなら別だが、渡したものは返ってこない可能性があるという前提で考える。

<金融機関(銀行・証券会社・保険会社)のお勧めしてくる商品>
彼らの給料が高いのは、顧客にたくさんお金を払ってもらっているから。
顧客にとっていいものではなく、金融機関にとって(手数料が高くて)いいものを売る。
良い商品に見えるように見繕って提案してくるから気をつけて。
金融機関経由の担当経由でなくても、自分でネットで安く手続きできるからね。

外資系の保険会社に勤めている知人は、保険に入っていないそうだよ。
その道のプロが自分では利用していない・・、理由はわかるよね。

これだけ知っておくだけでも、だいぶと危険からは身を遠ざけることができるから、しっかりと覚えておこう。

人は信頼しても信用してはいけないよ。
物事を見定める時はその人を信用するのではなく、言っている内容が理にかなっているかで判断しよう。

相手に資産を委ねて増やしてもらうのではなく、自らの意志で、選択で、運用できることが大事だね。そのためにも稼ぐ力をつけよう。

自分で運用する方がはるかに大きいリターンが得られるようになれば、詐欺には引っかからなくなるからね。「その程度のリターンでは旨みを感じません」と言えるようになろう。

稼ぐ方法は君たちが大人になるまでに教えたいと思う。
それまでは死ぬわけにはいかないね…。でも、もしもの時はお父さんのお金の先生を頼ってね。

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